COLUMN

レディ・ガガのラブソングを聴こう。ー映画音楽のすすめ③

2019-01-25

 

 

2008年、アルバムThe Fameを発表しデビューを果たしたレディ・ガガ。
ポップアイコンとして、作詞作曲を手掛けた楽曲を次々と世へ送り出し、派手なメイクアップやパフォーマンスはもちろん、斬新なメロディと力強い歌声で世界を魅了してきました。

デビューから10年。活動を休止していた彼女が、映画「アリー/スター誕生」への出演を機に再びステージへ戻ってきました。
彼女が生み出してきた名曲は数え切れないほどありますが、今回は“ラブソング”に絞って5曲紹介したいと思います。

 

 

 

1 Bad Romance 

アルバムThe Fame Monsterのリードシングル。

「あなたとBad Romance (最高の恋愛)がしたい」と、危険な恋愛を求めるような歌詞が続きます。手拍子が入るリズミカルな部分と、サビ部分のメロディの美しさゆえに、何度も聴きたくなってしまいます。
もともとバラードとして作られた曲なのか、ピアノに合わせて歌っている動画もYoutube等にアップされているので、そちらもぜひ聴いてみてください。

 

 

 

2 Speechless

The Fame Monsterのなかでは、珍しい失恋ソングです。
Poker Faceのような楽曲の印象が強かったので、こんなにしっとりと歌うこともできるのかと、さらに彼女に魅了されてしまったのを覚えています。

 

And I know that it’s complicated
複雑なのは、分かってる
But I’m a loser in love
愛に負けたのは私
So baby raise a glass to mend
だから、乾杯しましょう
All the broken hearts
傷つき さまよえる全ての人が
Of all my wrecked up friends
癒やされるように

 

誰もが失恋を思い出してしまうような激しい感情と、傷ついた心に寄り添う優しさ。どちらも感じられる傑作だと思います。

 

3 I Can’t Give You Anything But Love

古くからジャズ界で愛されているI Can’t Give You Anything But Loveを、トニーベネット&レディ・ガガでカバー。
どんなジャンルの音楽でも輝ける、レディ・ガガの実力が光る曲がそろっています。

本アルバムCheek to Cheekでは、2人お互いが愛する名曲をカバーしており、幅広い年代に響くアルバムとなっています。
レディ・ガガは、このコラボレーションを忘れないようにトランペットのタトゥーを刻んだと語り、2人の交友関係は今も続いているそうです。

 

4 Joanne

彼女の伯母、ジョアンに捧げたバラード曲。
実際彼女に会ったことはないそうですが、19歳で病気で亡くなったジョアンを、今も弔い続けているのだと彼女は語っています。

“Girl, where do you think you’re going?” (ねえ、どこに行くの?)」と亡き少女に語りかけ、歌の終盤に”Joanne”と名前を呼ぶ。会ったことのない親族に対し、ここまで愛を叫べる彼女のあたたかさに胸を打たれます。
恋愛に関する曲ではありませんが、これこそ真のラブソングだと思います。

 

 

5 Always Remember Us This Way

レディ・ガガが主演を務める「アリー/スター誕生」に収録されているAlways Remember Us This Way
同じく挿入歌であるShallowは、ゴールデングローブ賞の主題歌賞を受賞し、先日アカデミー賞の歌曲賞にもノミネートされました。
終わりゆく2人の関係への切なさを歌うこの曲も、是非聴いてほしいです。

 

So when I’m all choked up and I can’t find the words
だから息が詰まるとき、言葉が見つからない
Every time we say goodbye baby it hurts
さよならを言うたびに、私は傷つく
When the sun goes down   And the band won’t play
日が落ちて、バンドの音が聞こえなくなったら
I’ll always remember us this way
きっとこんなふうに私たちのことを思い出す
When you look at me and the whole world fades
あなたに見つめられて、世界の全てが消えていくとき
I’ll always remember us this way
私は、きっとこんなふうに私たちのことを思い出す

 

大切な人との時間に幸せを感じるほど、うまくいかない未来のことをを持って辛くなってしまう。そんな恋心を歌っているように感じます。

 

ファンや親族への思いやりから見える豊かな人間性と、21世紀を代表すると言っても過言ではない音楽の才能。どちらも兼ね備えた彼女が生み出す楽曲は傑作ばかりです。映画「アリー/スター誕生」には、レディ・ガガの表現者としての魅力が詰まっていますので、是非劇場で楽しんでいただきたいです。

 

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